ティナ・タマシロ主演で白石晃士監督による漫画原作(未読)の復讐系オカルトホラー。ブレイク前のナナ・モリも出演。
ライブ中に乱入した男に顔を傷つけられた歌手志望の少女とバンドマンに友人が洗脳された女子高生をメインにストーリーは展開し前者の加害者の親も巻き込んだ終わることのない憎しみの連鎖が印象的。後者も悪くはないですが友人が洗脳されたとはいえ親も殴る粗野なタイプで守るべき人間に見えなかったのが気になりました。
ティナ・タマシロは綺麗ですがその西洋顔と着物の組み合わせは2.5次元舞台のようで少し違和感が有り、東洋(和風)顔の方を起用した方が役に似合ってたかも。恨みの対象である人間の罰はあっさりしているしCG多用で描かれる地獄も安っぽいですが黒いヒルorミミズみたいなものが蠢く辺りは○で多彩な色で魅せるライティングや胡散臭いV系バンドの雰囲気はB級映画と割り切って観ればなかなか楽しめましたし、ナナ・モリは思ったより色んな表情や喋り方を見せてくれたのが少し驚きでした。