ヤスマサ

コード211のヤスマサのレビュー・感想・評価

コード211(2018年製作の映画)
3.0
パトロール中の警察官マイク・チャンドラー(ニコラス・ケイジ)が、国際指名手配されている元特殊部隊による武装銀行強盗と遭遇する話し。
事件発生を知らせるコード211が発動されるが、用意周到な強盗団に手を焼く中、パトロール体験で同乗していた高校生のケニーの護衛と、人質救出が求められる。

武装銀行強盗は、世界指名手配されている元特殊部隊の仕業ということで、銃撃戦はかなり激しい。
銃撃戦での被弾者続出、一般人や人質の殺害、遅れるスワットなど、焦燥感、切迫感に迫られる。
映画の前半は、この事件に関わる人たちの背景を描いているものの、事件を通して回収されるなどのドラマ性は弱く、終わってみれば単に凶悪な強盗事件の話しにしか感じられない。
インターポールの存在も、銀行強盗犯が彼女らが追っている指名手配犯だということ、最後に強盗の主犯を仕留めてしてやったり感を出すことくらいで、絡みが弱い。
事件の解決も、元特殊部隊とは思えぬ雑さであっけない感じ。
実話を基にした映画らしいが、こんな半端を感じるのは、事実の再現性を意識したからなのか知らん。
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