香港映画ってやっぱり「お笑い」と「アクション」ですよ、ですよね。
映画の中のリアリティラインがアホに向かってユルユルなんで、最初は妄想か現実かよくわからなくて戸惑うが、そのクセが強いのに慣れると、まあ楽しい楽しい。
取り柄の無い出前の配達人が彼女を射止める為にライバルと闘うという雑な話を終始ふざけ倒すという疲れそうになる映画だが、アクションシーンに限りちょっとディテールが細かい所がアクセントになり飽きない。吹き飛ぶシーンなんかはちゃんと人がくるくると吹き飛ぶし、蹴られて壁にぶち当たると、ちゃんと人型に壁にめり込んで反対側ではその分レンガが隆起する。この変なこだわりが「少林サッカー」へ通ずるのかと。
うんこネタとか子供が笑うやつやんと思いながら笑ってしまう。
