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最強の出前人のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

最強の出前人(1994年製作の映画)
3.8
イン(チャウ・シンチー)は小さなレストランに勤める気の優しいデリバリー・ボーイ。ある日配達に出かけた彼は、活発で容姿端麗な柔道部員のリー(クリスティー・チョン)に突然キスされる。インは舞い上がり彼女に一目惚れしてしまう。しかしリーの方は柔道部の主将に言い寄られ、断る為にたまたまそこにいたホーにキスしてみせただけだったのだが、、、
インは苦労して手に入れたジャッキー・チョンのコンサートに誘い、バス停で待ち合わせることに。そこに現れた主将に殴られそうになり、思わずしゃがんで避けるが、後ろにいたリーがケガをしてしまう。必死に謝る彼はリーに「臆病者は好きじゃない」と言われ、皆からも卑怯者扱いされ深く傷つく。強くなりたい!と願うインは、ふとしたことから昔「極悪筋肉マン」と言われたという男(ン・マンタ)と出会い、彼から中国拳法の技を習うことになるのだ。「鉄砂掌」などの技を習得したインはガーフィールドのマスクを装着し、リーにしつこく言い寄る主将と対決する。だがリーに惚れ、インが名乗った「マスク男」が自分であると偽ってリーを自分のものにしようとする空手の達人(ラム・コッパン)が、ホーの前に立ち塞がる。空手の達人は極悪筋肉マンの武術家生命を終わらせた武術家の息子でもあり、極悪筋肉マンとインは自分のプライドのために空手の達人に挑む。
日本の漫画「破壊王ノリタカ」を、「少林サッカー」のリー・リクチーとチャウ・シンチーのコンビで映画化。
善人だがヘタレな男が、カンフーをマスターして勇気と自信を持った強い男になりヒロインのハートを射止めるというチャウ・シンチーお得意のストーリーを、「柔道一直線」「ターミネーター」「ウルトラマン」「ロッキー」などのパロディ満載のコミカルな展開、クライマックスのバトルでは武侠小説のパロディや弱い奴ならではの作戦と必殺技で挑む展開が熱いユニークなアクションコメディ映画。
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