Kubo

十二人の死にたい子どもたちのKuboのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ソリッド・シチュエーション・スリラーを
望んで観てしまうと
「こんなもんか」「物足りんな」といった感想が出てしまうのは否定できないと思う。

がこれは違う。
自殺大国 日本で作られたから響く 風刺作だ。

"死にたい"が募れば
その分の過程や背景、その人が想う言葉に重みが乗っていく。
そして、"死にたくない"にも繋がるから。

今作は全員が物語の主人公だ。
総てを経て、葛藤が積もるから。


ラストに杉咲 花がああ言うのもまた希望の種類の一つなのだろう。
観る人にもよるが、恐らく"死にたくない"んだと思った。
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