このレビューはネタバレを含みます
現代社会を生きる人々をネズミを使って風刺した作品。
最初は幸せを追い求めていたネズミが、やがて幸せを買うための金に執着するようになり、ネズミ捕り型のデスクに囚われ延々と働く羽目になる。
お金はないよりある方が断然いいので、お金を求めることは全然悪くないけれど、そのお金でちゃんと幸福を買っているか?と問われると……。
お金があれば大抵のものは手に入る世の中なので、お金を持っているだけで何となく何かを得た気になってしまうけど、お金はあくまで手段なんだよと言われた気分。