点心

悪魔はいつもそこにの点心のネタバレレビュー・内容・結末

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

 トムホありきの映画。

 ここに出てくる信仰、なぜか主の力が自分に与えられ妻を復活させる(だろう)みたいな他者を巻き込む信仰だったり、牧師が信仰の名の下に敬虔なティーンエイジャーを蹂躙したり、悪用されすぎて、信仰って人を救うのか? と懐疑的になってしまうわ。信仰と「悪魔」が紙一重、常にどんな人でもそばに悪魔がいるという意味ではその通りですが…。

 キャスト豪華すぎるけど牧師の役最悪だわ…(テネットではいい役らしいが…)本当に「女子から誘ってきた」「私の訳がない」って心から言いそう。

「しかたなかった」というアーヴィンも、情状酌量の余地はあれど4人殺害してて、もしラストの思惑どおり戦争に行くなら(喧嘩も強いし銃の扱いも慣れてるしたしかに向いてる)ベトナム戦争に行くってことで、父親の太平洋戦争から連綿と続いてまた繰り返しそうでこわい。その意味でホラー。

 自分が進む方向が合ってると思って進む、その道は本当に「主の導き」なのか?

 鑑賞中、アーヴィン4人も殺害してるのに、淡々と見てしまった。なんなら殺害の動機もわかるから、共感しそうなくらいだった。悪魔はいつもそばにいる。
点心

点心