パスカル

悪魔はいつもそこにのパスカルのレビュー・感想・評価

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
3.8
良作!

映画は映像で語ってなんぼ派なので、ナレーションが入る映画は警戒してしまうのだけれど、今作のナレーションは必要最低限かつ的確な場面で入るのでとても好印象だった。
宗教的な要素が強いので、ナレーションによって醸し出される物語的な雰囲気がマッチしてる!

ペニーワイズ役をやった役者さんの演技で序盤グッと引き込まれ、中盤からのロバート・パティンソンの圧倒的クズ演技も最高で、脇を固める役者陣も素晴らしい。
勿論トムホも悪くなかった。

牧師の狂った感じはゼアウィルビーブラッドのポール・ダノを彷彿させるけど、オマージュなのかな?あの時のポール・ダノの狂人ぷり堪らん

終わり方もすごく好き。あのナレーションの使い方良き。



ストーリーは正直かなり暗いし、宗教に馴染みのない日本人には理解し難い感情で行動する人物多数のため、面白いと思うかは人によるかも。狂人好きはかなり楽しめます。
パスカル

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