らんらん

居眠り磐音のらんらんのレビュー・感想・評価

居眠り磐音(2019年製作の映画)
1.7
時代劇映画
出演者(メイン)、松坂桃李、木村文乃、芳根京子、中村梅雀
他、佐々木蔵之介、柄本佑、奥田瑛二、谷原章介、柄本明などなど出番は少ないけど豪華キャストが出演

【内容】
江戸で3年間の武者修行を終えた磐音(松坂桃李)ら同郷の3人は揃って故郷に帰る

将来を期待されていた3人であったが予想もしない劇的な事件により残されたのは磐音一人になってしまう(親友が騙されて妻を殺し、それを非難した親友同士が斬り合って、結果的に2人とも死ぬ)

半年後、傷心の磐音は藩を抜け江戸の長屋で浪人暮らしをしていた
大家(中村梅雀)の紹介で用心棒をすることになり、商人同士(谷原章介と柄本明)の争いに巻き込まれる

さらには前述の藩のごたごたで行方不明になった(というより磐音が捨てた) 磐音の許嫁奈緒(芳根京子)が吉原の太夫になっていることが判明する、、、

【感想】
何これダイジェスト?ストーリー破綻してない?
なかなかこんなに酷い時代劇映画ってないんじゃない?びっくりするくらい酷いと思う

最初の30分は良かったのよ
これを2時間にすれば良かったんじゃないの?
その後の展開はいらなかった
素直に奥田瑛二を悪役にして最後討ち取るストレートでありきたりなお話でいいじゃん、それが時代劇、それが求めているストーリーじゃないの?

江戸の町で金銀相場がどうこうとかどうでもよすぎる、そしてラストでいきなりヒロインが太夫になってねり歩くって何?
吉原一番の千二百両の太夫?武家の娘がお家断絶してから半年で太夫までなった?
何で?そんなことありえないでしょ、芳根京子が美人だから飛び級したの?
ないわー、ふざけすぎてる、こんなのどう見れば良いの?

・良かった点
前述の通り最初のほうは良かった
出番少ないながら柄本佑はインパクトあった、ちなみに柄本明のほうはアクが強すぎてふざけてるみたいで浮いてた

ヒロインの芳根京子は普通にかわいかった
劇中二度も使われる別れの回想シーンはかなり良い、あんなのその場で押し倒したいくらいやばい

・その他出演者
なぜか豪華キャストなんだけど、ほぼほぼ出る必要のない印象に残らない脇役、顔見せ出演ってだけ
もう一人のヒロイン木村文乃ですら良さが出ていなかった、無駄遣いしすぎていてもったいない

・まとめ
序盤の感じからシリアスな時代劇だと思ってたら全然ちがった
いきなりエンタメっぽくなる、でも楽しくないっていうね
とにかく全部が軽すぎる、ストーリーも人物描写もアクションシーンも全部
長屋で貧乏暮らししてるのに何でそんなに綺麗なのよ?無精ひげすらない
松坂桃李はめちゃくちゃ達人のはずなのに脱ぐと貧弱な身体なのもがっかり、筋トレしなさいよ
そして何あの無明逆流れみたいな構え?ほんとカッコだけって感じでガッカリ
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