びぎR

居眠り磐音のびぎRのレビュー・感想・評価

居眠り磐音(2019年製作の映画)
3.5
2022/12/19に鑑賞。
『坂崎磐音ら豊後関前藩の3人の青年武士は江戸での任期を終え国許に戻った。しかし彼らを待っていたの過酷な運命だった。』
佐伯泰英による全66巻(刊行中?)の人気シリーズの映画化。原作小説は第18作を1冊だけ読んだ。
飄々とした磐音の松坂桃李、ちゃきちゃきの江戸娘おこんの木村文乃など、キャストはイメージ通り、全体的に手堅い作りかな? ストーリーは大きく2つに分かれる。1つは国許での過酷な運命。やむを得ず親友を上意討ちすることになる顛末が描かれる。磐音と琴平(柄本佑)の一騎打ちが壮絶で哀しい。が、琴平と慎之輔(杉野遥亮)が短慮過ぎるのはひっかかる。陰謀が存在するのは確かだが映画でははっきりしない。2つ目は江戸での用心棒稼業の1エピソード。磐音の発案で悪党どもをまんまと罠にはめるんだけど、ここんところが妙に公儀(体制)の味方っぽいやり方でしっくりこない。磐音は頭脳キャラって柄ではないし。。。
国許での陰謀が気になるので「原作の第1作とか読んでみようかな」と思うけど、1冊だけじゃ陰謀の正体はわからない気がする(^_^;)
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