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居眠り磐音のakiyoshiのレビュー・感想・評価

居眠り磐音(2019年製作の映画)
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ストーリーは王道を外れない中高年による中高年のためのラノベ・なろう小説という感じ。昼行灯の最強主人公、なんかめっちゃモテる、幼馴染ヒロインは不運で不遇……みたいな今更見ないくらいのベッタベタの内容。
主要女性キャラクターが全員同じような顔のタイプと性格なのがきつい。髪型がみんな一緒だからよけいに区別付きづらいです。
男性キャラクターは子どもからお年寄りまでそろっていて、とくに高齢のキャラクターはすごみがあったり、皆個性的でよかった。女性陣の演技もいいと思うのですが……若い女性ばかりで「おばあちゃん」「おばちゃん」や「女児」すら出てこない謎の世界です。監督とかプロデューサーの趣味か原作を忠実に反映してるのか、どっちでしょうか。

戦闘シーンはやけにしっかりしています。こういった類の映画だと、ベタベタの王道の気持ちよさを守り続ける代り映えのしないストーリーラインより、殺陣とか刀の扱い、時代考証だけ厳しい目線を向けるひとのが多いのかな。序盤の血生臭い展開はなかなか興味深く、引きとしてよかったのですが、その後息切れしてあまりにちゃちなおもちゃみたいな内容で辛かったです。
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