AONI

狙撃のAONIのレビュー・感想・評価

狙撃(1968年製作の映画)
3.0
『めまい』を彷彿させる画面処理など、映像や拳銃には相当なこだわりがある。ラストの海岸での決闘も素晴らしい。しかし、あのニューギニア・ダンスは一体何!?

ほとんどしゃべらない殺し屋、森雅之が渋くて良いが、胡散臭い金髪女を連れ歩くのは安っぽい。哲学的な武器調達屋、岸田森も相変わらずの怪演。しかし、加山雄三はどうしても育ちの良さが出て、ハードボイルド色が薄まる。彼はどうあがいたって“若大将”にしか見えない。銃の構え方は様になっていたが。

ストーリーとは全く関係ないが、ルリ子&加山によるパプアニューギニアの土着人ダンス・ショーは必見。加山は嫌々タイコを叩いているが、ルリ子はもうノリノリに見えた。
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