にゃん

東京喰種 トーキョーグール【S】のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

清水富美加の代役として立てられた山本舞香だったが、シーズン1から山本舞香だったかのように自然に溶け込んでいて役者だなあと感じた。

今回は半グールのカネキを"食材"として興味を持ってしまった月山(松田翔太)との話。月山はグール1の美食家であり、命をどうとも思わずに人間の目玉だけ食べてあとは捨てるようなグール。そんな月山がカネキと出逢いその独特な香りに魅了され、いつか"人間を食べている最中のカネキ"を食したいと思うようになる。

最後の場面では先輩グールの彼女(人間)を誘拐したとおびきだされたカネキが月山と戦いそれに霧嶋(山本舞香)も加わり応戦するも敗れ、月山に軍牌が上がるかと思いきや、"人間を食べれば力が回復する"というグールの特性を活かしてカネキが霧嶋に自らの肩口を差し出す。それをひと口食しパワーアップした霧嶋によって月山は殺されるのであった。

ずっと人間である親友の依子(森七菜)からの好意でのお弁当を霧嶋は避けてきて2人の間に溝が出来てしまっていたが、ラストシーンで霧嶋が、依子が食べているお弁当のおかずをひとつ掴み食べるシーンは泣けた。グールが人間の食べ物を食べるなんて、吐き気が止まらないくらい口に合わないはずなのに。それは完全に依子への友情であり依子の気持ちを思ってしたことで、、決断が大人すぎて涙が出た。
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