クリスマスのプレゼント準備中に、9万2千人のエルフが、全員、一斉に倒れてしまう。彼らの治療に必要なのは、ビタミンだということが分かり、ビタミンを手に入れるため、サンタクロースが、人間界にやって来る。しかも、このサンタは、人間嫌い。
サンタが降り立ったのは、フランスのパリ。ビタミンを探して街を歩けば、サンタの格好をして、自分がサンタだと信じちゃってる頭のおかしな男と間違えられて、警察に捕まってしまう。早くサンタを助けないと、今年のクリスマスは、無くなってしまう、さぁ大変って話。
先日、サンタクロースが出てくるイギリスの映画「ゲット・サンタ」を観たばかりで、今回は、フランスのサンタクロース映画だったので、それぞれの国が持つ雰囲気をどちらも上手く出しているなと強く感じて、興味深かった。どちらも、サンタが警察に捕まって、早く助け出さないと、今年のクリスマスは、無くなってしまうという展開だったことが面白い。
このサンタは、人間嫌いで、子供も嫌いだし、けっこう我儘な性格で、今までのサンタクロースのイメージを覆す雰囲気だったので、驚いた。
オドレイ・トトゥの使い方が、すごく良かった。サンタクロースの奥さん役なのだけれど、いかにもフランスらしい雰囲気で、素敵だった。