すみれ

風水師 王の運命を決めた男のすみれのレビュー・感想・評価

4.6
易学三部作の一つといわれる本作品。とにかく、キャストが名俳優ばかりで、あの人もこの人も!…映画じゃなければ、揃えられないんじゃないだろうか!チソン演じる興宣君は実在した人物をモデルにしている。相当脚色してるにしても、朝鮮史を確認しながら観ると更に面白い。
チソンは以前、大風水という作品で風水師を演じていて、キムスロでは伽耶国の建国者を演じてるので、本作終盤で伽耶寺を…というシーンには、Oh,no!と思ってしまった😅梨泰院クラスのユジェミョンは、またもやカメレオン俳優ぶりを発揮してる。そして、今回驚いたのはチョスンウ。声まで変えてる?というくらい役をつくってる。そうそう、グッドワイフで若手弁護士役だったイウォングン。あの時はニコニコ可愛らしく笑ってるだけの印象だったけど、王様の役を十分に果たせてた。実は演技派だったのか😲
さて、風水だけど…韓国では国づくりにこれほどまでに影響を与えるものだったのかと再確認。日本(江戸)も風水を生かしたつくりになってるけど、韓国、他アジアの国々では、それ以上の扱いだったのだと理解できる。現代でも風水戦争と言われるほどに企業や建築に利用してるらしい。
江戸づくりを映画にしようとしても、これほどまでの壮大な作品にはなるまい。
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