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シルクウッドのRのレビュー・感想・評価

シルクウッド(1983年製作の映画)
3.6
見終わってビックリ実話基やった! なるほど、だから全体的にドラマティックなアップダウンなく、淡々としてたんやな。もっと盛ってもいいのになーとも思ったけど。若いのに演技力抜群のメリルストリープ演じる主人公のシルクウッドは、プルトニウム工場に勤務する普通の女の子。高度の危険を伴う労働環境の劣悪さと、工場の行っている不正を、だんだん見過ごせなくなり、労組内で指導的役割を担い始める。だが、仕事を失うことを恐れて友人たちが去り、工場側の人間を敵にまわしたり、と次第に孤立化していく。んーちょっと前半タルすぎかなー。ビアンがこんな原子力関係の社会派テーマの映画にスルッと出てくるのは意外やったけど。後半になると汚染チェックの音がショッキングでハッとして、最後まで緊張感を保ったまま終了。未だ解決されていないというラストシーンの事件は、ほんまヒドいなーと思いつつ、無援で不正に立ち向かう主人公の心細さが痛かった。
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