Netflixで見つけて、ひさびさに見直した。
紙にしみこむインク、まな板から落ちる魚、倒れた椅子を起こす動作など、ストップモーションアニメ特有のいろんなディテールが、見てていちいち気持ちいい。
とくに「コープスブライド」は、中学のときなけなしの小遣いをはたいて映画館で見て、その後もDVDで結構な回数見直したから、今見てもそうした細部にぐっときてた当時の感覚が鮮明に思い出せる。
ティム・バートンは今も全然現役だけど、この頃はとくに勢いがあったように思う。
「チョコレート工場」は同じ年だし、その後は「スウィーニー・トッド」だし。
ストーリーはシンプルながら、ちょっとした伏線は気がきいてるし、いつの間にか感動させられたりして、改めてよくできていると思った。
ヒロインふたりは強くてガッツがあるのに対して、主人公のヴィクターはちょっと頼りない。
けど最後には漢気を見せてたのでOK。3人とも幸せになってほしい。