Aya

マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラのAyaのレビュー・感想・評価

3.3
「マシュー・ボーンのシンデレラ」ってとこしか理解せずに行ったら「2200円です」と言われ、何事ですか?!と思ったら舞台をそのまま映画で、のパターンのやつですか。

ていうか私が知らなかっただけで、けっこう舞台をやっているマシュー・ボーン先生。

俺たちが知ってる「シンデレラ」とは全く違います。

意地悪な姉だけでなくスケベな兄たちまでおり、父親は車椅子だが生きている。
継母が支配する家で、召使いのような生活を送るシンデレラ。

時はWW2。
なので王子様も出て来ません。
出てくるのは負傷したパイロット。

そしてなんとこの舞台、セリフがありません。

歌もありません。

ダンスとオーケストラのみ。

色々持ってくよね・・・ボーン先生。

基本、バレエダンサーのキャストだと思うんですよ。
ものっそ骨盤開いてたし、膝も曲がってはったし。

けっこう序盤はね、眠気との戦いだったw

何も知らずに行ってるからw

いやーダンス凄いし、フォーメーション(私はマスゲームからとってマスと呼びますが)が凄いのよ。単純に1対1でダンスするのとは一切わけが違うわけで。

やはり物語が動き出すのは戦火の中、運命の2人が出会って、それまで地味子ちゃんだったシンデレラが華麗に変身し、美しくドレスアップして、パイロットっと恋に落ちるところからですよね。

そんな2人をナチスの攻撃が襲い離れ離れに。
パイロットは落ちていた片方の靴を頼りにシンデレラを探してゆく・・・。

あの継母役の人の顔力とかハンパないと思うw
顔だけで全て物語るw

意地悪な姉たちも意地悪なんですけど、そんなにひどくない。
それよりボーン先生の悪いくせでキモい兄貴がマジでキモかった。
隙あらばシンデレラの体に触ろうとしたり、そばから離れないのリアルすぎる。

そんなこんなで迎えるハッピーエンディングのシーンはちゃんとディズニー映画のラストと同じ画、というところ流石だな、と思った。

なんせ、眠い。


Aya

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