クインシーは結婚以外は全てを手に入れた神のような存在だと改めて。しかもそれが努力と膨大な時間を使って生み出されたとは。
1930年代のシカゴのスラムから「スリラー」、その後現在まで。
1950年代後半にフランスに渡り、私が尊敬するミシェル・ルグランの師でもあるナディア・ブーランジェに師事、作曲編曲を学ぶ訳だが、その頃にジャック・ドゥミが映画「ローラ」の劇伴をクインシーにオファー、ドタキャンしたことで、ドゥミ-ルグランのコンビが誕生するわけだが、ずっと疑問だった、「何故クインシーがアメリカに帰ることになったのか」がこのドキュメンタリーでわかったのも嬉しかった。
あとレコーディングに30パーセント神様が通る道を残しているという部分にグッと来た。余白がミラクルを連れてくると。