砂ずりと映画

デスティニー・イン・ザ・ウォーの砂ずりと映画のレビュー・感想・評価

3.0
リウ・イーフェイ目当てで鑑賞。

まず国と国との戦いという観点は抜きにして、本当に戦争は誰も幸せにならないなと思った。毎日日本兵に殺されるかもと思いながら過ごすのはしんどすぎる。どこの国もきっとこんな状況だっただろうし、現在のウクライナやミャンマー、パレスチナとかも同じ気持ちの人がいると思うと、早く平和になって欲しいと思った。

映画の構成はよかった。リウ・イーフェイのかわいそうすぎるけど強く美しい母役もよかった。言葉が通じないながらも必死にコミュニケーション取ろうとして絵を描いたり、口笛を吹いたりしていたシーンはほっこりした。

日本兵の描き方について。
残虐なことをたくさんしてきたことは間違いないし、償いきれないことをしていたことも確かだが、日本兵役に日本語ネイティブじゃない人を使ってたのは不快。本当にレミゼの監督ですか?と思った。リスペクトがなさすぎる。普通に中国人にも日本人にも失礼だと思う。そういう意味でこの映画は日本を公平に描いてはいないと思いました。

最後のテロップに出た浙江省の25万人虐殺については自分自身ももうちょい調べてみようとおもった。抗日系の映画あんまり観たことなかったのでこれからいくつか観てどんな描写になっているのか「史実」と共にゆっくり勉強していこうと思った。