きき

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYのききのレビュー・感想・評価

3.4
コロナのせいで劇場鑑賞出来なかった本作、漸くレンタルで鑑賞ー!
これは劇場で観たかったなぁ。

ジョーカーと破局したハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)は、"ジョーカーの恋人"という肩書きがなくなり、恨みを買っていた悪党たちから狙われることになる。
逃げ回る中、ブラックマスク(ユアン・マクレガー)に捕らえられてしまうが、彼が部下と話していた会話を盗み聞きし、彼が探しているダイヤを持ってくることを交換条件に切り抜ける。
しかし、そのダイヤはスリの常習犯である少女カサンドラ(エラ・ジェイ・バスコ)の手に渡ってしまう。
ハーレイは悪党をブチのめす為、敵だった女刑事や女暗殺者、歌姫たちと手を組み、"ハーレイ・クイン"として立ち向かう。

というお話。

一応、『スーサイド・スクワッド』の続編的なスピンオフではあるけど、確かパラレルワールドなんじゃなかったかな?
そんなコメントがあった気がする…だってジョーカーと別れてほしくないもん。笑

女性の自立や強さを描いたのは素晴らしくて、とても良かったし、今まで散々"ジョーカーの恋人"として一目置かれてきて、"ハーレイ・クイン"としてではなかった彼女が、肩書きを捨てて、自分自身で勝負する、というプロットは力強くて好き♡

でも、彼のことが大好きなハーレイも好きだし、そんなハーレイがダメだってことは決してないと思うので、いつヨリが戻ってもいいと思う◡̈*♡

今回は本当に女って強いんだぞ!と。
どうしても女性が集まると啀み合う、みたいなこと昔から言われたり、そういう感じの映画も多いけど、そんなことだけじゃないよー。
これは利害の一致から一時的に組む、という流れではあるけど、めちゃくちゃ強い上に心強い、それから全員体を張って戦う。

いつまでも男の影に隠れてないぞ、という映画。

衣装がとにかく可愛くて、カラフルで媚びない、自分の着たいものを着るといった自己主張を表していてとても良かった〜!
本作にぴったりだったしね✧‧˚

ただ、ストーリーは単純だし、大した内容ではないかな( ˙꒳​˙)
言ってしまえばどんな話だっていいわけで、相手がブラックマスクじゃなくても良い。
でも、それなりな相手じゃないと物語も見栄えが悪いので、ユアンはナイスキャスティングでした。

スピーディーで時々ちょっと置いてけぼりになりそうではあったけど、カラフルさ、サントラの軽快さ、ハーレイのキュートさに大満足♡!
元気の出る映画!
何も考えずに觀れば楽しめるし、そういう映画!

記録 : 2020年172本目。
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