ジョーカーと別れ、街中の敵から命を狙われることとなったハーレイ・クインは、ひょんなことから秘密が隠されたダイヤを盗んだ少女を守ることになる…
スーサイド・スクワッドにも出演したマーゴット・ロビー＝ハーレイ・クイン主演映画です。公開延期が多い映画市場で、公開してくれてありがとう！
肝心の中身はというと、時間軸ごちゃごちゃ展開はテンポ悪くて好きになれませんでしたが、モロに男性優位社会からの脱却がテーマになっているのは良かったと思うし、アクションもチャド・スタエルスキ絡みだそうで結構本格的で確かな満足感のあるエンタメ作品でした。
とはいえ、アクションは本格的ながらもやっぱりハーレイ・クインごときがあんなに強いのはどうなのか（アトミック・ブロンドのシャーリーズ・セロンがめっぽう強いのは超絶納得なんですが…）というのが頭の片隅にあるぶんどこか乗り切れず。格闘アクションは殺し屋として訓練を受けてるハントレスに重点を置くとかにしても良かったのでは、とか、女刑事の格闘シーンにはかなり無理があったので早撃ちが特技とかにすればいいのに、とか色々思うところもあったり…
ラストバトルで突然敵の目の前に飛び出す主人公たちのアホさとか、最後の手榴弾展開の唐突さとか、ブラックキャナリーの超能力は映画の中のバランスが取れないだろ問題とか、色々文句はありつつも、やっぱりハーレイ・クインはじめキャラは魅力的だし明るいハチャメチャな雰囲気は良かったので、結構楽しめました。メアリー・エリザベス・ウィンステッドにはもっともっと活躍して欲しかったですが、自己紹介が愉快だったのでヨシ！あと、ユアン・マクレガーってサイコ野郎似合うよなぁ。
今や劇場に行くのもためらわれるところですが、大画面で見て損はない映画です！ハントレス主演のスピンオフが作られることを願っております…
