レゲエだのダブだのはもともと好きで、自分がやってる音楽にも全体に入ってきてるエッセンスだと思い自負してるわりにはサイレントポエッツって実はちゃんと聴いてこなかったんですすみません。先に謝っておきます。
とはいえそんな輩にはもったいないぐらい実にサイコーな環境での視聴体験となりました！いやーよかった。気持ちよかった。素晴らしい。おっかけてスタジオ録音の音源もいくつか聴いてみたけど、管・弦楽器から電子音まで含めたすべてのパーツが同じ空間で「せーの」でなっているこその空気感・空間感があってこのライブテイクはまた全然別物でした。これライブアルバムとして出ないかなー。
あとこれは偏見ですがこれまであんまりライブにVJの映像がついてるのってピンときたことなくて、別に邪魔とは言わないけどそんな必要とも思わねーなーってことが多かったんだけどこの作品のVJはすごく良いと思いました！音楽と違ってどこがどうイイかうまく説明できないけど、なんかちゃんとそれ込みのパフォーマンス全体として気持ち良さが増しているというか。これがちゃんとしたVJってものなんですねえ。最初にドンレッツのコメントが入っているのも、このライブこの作品がどういうものでどう楽しめばいいかっていう切り口をすごくうまく表現していて上手な入り方だなあと思いました。
だいたい今回観た地元富山のハコでの上映料金は1500円やってんけど、ふだん1500円でライブみようと思ったらどんな程度のものが観れるって話で。これだけの内容・これだけの布陣しかも実際には一回こっきりのパフォーマンスだったってこともあわせると、映画好きというよりも音楽が好きな人には絶対に体験してほしい一本やなあ。このレビューきっかけで今から観れる人も少ないと思うけど、もし今後上映される機会が近くであればそのときにはゼヒ機会を逃さず足を運んだ方がいいと思います！
