大変なミッションのために宇宙の果てを目指す宇宙飛行士のお話。
壮大な宇宙ものSFです。延々ブラッドピットの顔を眺め続ける二時間。
とにかく地味なところが大好き。寂しくて苦しくて息の詰まる宇宙の旅。
映像の美しさと音楽、あと雰囲気がとってもよかったです。
娯楽大作っぽいわちゃわちゃしたうるささが全然なくて(それはそれでいいものですけど)、でも決して退屈なわけじゃない、このしっとりと落ち着いた手触りが本当に大好き。
逆にいまいちピンと来なかったのはストーリー。
中盤以降、特に結末なんかは「そんなんでいいの?」感は否めず。
主人公、途中でわりと大変なことしでかしちゃってた気がするんですけど、それは大丈夫だったのかな……。
最初の方、真相がまだはっきりしないうちはワクワクしたんですけど……ワクワクしただけで終わっちゃった……。
嫌いじゃないのは間違いないんですけど、なかなか心の中での置き所に迷う作品でした。
序盤のワクワクに耐えうるだけの真相が欲しかった〜!