レビューというよりメモ書き

アド・アストラのレビューというよりメモ書きのネタバレレビュー・内容・結末

アド・アストラ(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

人に「人の心を考えるのにいい映画だった」と言われて視聴した。
結局人が生きるのに必要なものは地球(他者)に全部あるってことかなぁ。
でも人を求めず地球を離れた父親が生きていたってことは、人が生きるのに人は必ずしも必要ないということでもある。
私は地球にあるもの、人が作り出したものは全て人が生きる上で必要なものだと思っている。感情など非物質なものも含めて。
宇宙に行く時は人が生きられる最小限のものを地球から拝借しているが、父親はそれのほとんどを捨ててるから人から乖離し始めてる存在ってことだろうか。
でも、父親の「知的生命体を見つけたい」という欲はすごく人間らしいなと思う。
人間がいきていくには肉体的なエネルギーと精神的なエネルギーが必要だとして、肉体的なエネルギーを生み出すには食物を燃焼しているわけだが、精神的なエネルギーはなにを燃焼しているんだろう?
欲かなぁ……。父親は知的生命体を見つけたいという欲を燃焼し、息子は父親に会いたいという欲を燃焼していた……。でも結局自分の欲は人と触れ合いたい(孤独じゃなくなりたい)という欲であり、父親でなくとも良い、というラストなのか?
欲を燃焼し続けるにはなにが必要なのかな。欲を満たせるだろうという希望?あまりにも欲求満たされる可能性が閉ざされていると欲求が低下して燃焼量も下がり精神的な死を迎えるのかもしれない。