ヴィンセントヒロ

アド・アストラのヴィンセントヒロのネタバレレビュー・内容・結末

アド・アストラ(2019年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から凄く陰鬱さが伝わり、成層圏内の迫力ある事故描写は、ある名作映画(ゼロ・グラビテイ)を感じさせる。事故原因に深く関わる行方不明の父を探しに、広大な宇宙空間ネプチューンまで旅に。今より未来の設定でも、高機能ロボットや、AIの活躍が余りない。アナログな操縦席や、未来において尚の動物実験。ちぐはぐな未来像と、ゼログラビテイに余りにも似たビジュアル、ブレードランナー2049みたいな心理テスト、自分の思考に囚われ、太陽系の果てで静かに狂人となった英雄を抹殺にいく過程は、地獄の黙示録。内向的で静寂な展開は、2001年宇宙の旅。以上の映画を鑑賞しているのであれば、それはそれで楽しめる映画だと感じました。