町蔵

草の葉の町蔵のレビュー・感想・評価

草の葉(2018年製作の映画)
3.5
韓国の名匠ホン・サンス監督が2018年に発表した監督第22作となるモノクロ、66分の中編。ホン・サンス監督と公私にわたるパートナーである女優キム・ミニの、5本目のコラボレーション作品。 ミニマルな音楽使いが多い同監督作のスタイルとは違い、シューベルトやワーグナーなどのクラシック曲がBGMとして多彩に使用されている。第68回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でプレミア上映され、日本では第19回東京フィルメックスで監督第23作『川沿いのホテル』(2018)とともに上映された。日本独占初配信。
あらすじ:
 ある路地裏の喫茶店。何組かの男と女が会話を交わしている。そのほとんどは俳優や作家たち。自殺した女性のことを話す売り出し中の俳優とその友人女性、若い後輩女優に家の一室を貸して欲しいと頼むベテラン俳優。若い女性脚本家と数日間一緒に同じ部屋で共作しないかと相談する脚本家…。そんな会話を聞きながらパソコンに向かう1人の女性、彼女の弟が年上の恋人を連れて現れ、女性に恋人を紹介する。やがて別のテーブルに座っていた客たちが会話を交わし、身勝手でたわいなく、ちょっと気恥ずかしい会話が続いていく…。
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