ふっくー

アナベル 死霊博物館のふっくーのレビュー・感想・評価

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)
3.8
1つの世界観の中で時間軸や、登場人物がクロスオーバーする死霊館ユニバース7作目。
アナベルシリーズでは3作目となる今作。
時系列的には「死霊館」と「死霊館2エンフィールド事件」の間の話になるのかな?

原題でCOMES HOMEとなっているように、アナベルをウォーレン夫妻の心霊博物館に初めて迎い入れるお話。
ホラー映画でありがちな「お化けなんて信じない!」という人物がやらかす展開は今作も健在で、呪いのアイテム全てに触れてしまう狂人ダニエラは中盤にかけて「死んだお父さんに謝りたかった」などと言ってますが、同情なんてできないくらいの行動起こしてますからね笑笑。

パトリック・ウィルソンとヴェラ・フォーミガ演じるウォーレン夫妻が少しでも出てきてくれるだけで、ユニバース作品が引き締まるし、安心感が半端ない。

アナベルシリーズ3部作の集大成として、まさにお祭り映画に仕上がっていて、ジェームズワンが「死霊館のナイトミュージアムになるのさ!」と言っている通り驚かしと動き回りのオンパレードです。

一瞬写るテレビにはデフォルメされてない本物のアナベル人形と同じタイプの人形が写ってましたね。

日本の兜→日本人の悲鳴と断末魔が聞こえるシーンはかなり不気味でしたね。
数秒間未来を予知した映像を写すテレビ→これはかなり不気味で斬新
猿の置物→突然奇声をあげて床にコロリ。これ電気屋に似たようなの売ってたの見ました笑笑。
ボードゲーム→これめっちゃ斬新でどんな怨念が宿ってるのかめっちゃ気になる!!
目にメダル載せ男→懐中電灯で撃退されるの笑える。
ウェディングドレスの女→これラ・ヨローナだと思ったんですけど、ちょっと違うかな?
悪魔→攻撃の仕方、容姿がインシディアスでみたことあるやつだった笑
狼男→これに至っては何が怨念の品なのか不明でした笑。

アナベルの最強っぷりが今作も健在で、布団の中でこんにちはするシーンはまさか日本の「呪怨」のリスペクトなのかな??

音と映像でひたすら驚かしに来て最後は平和に終わる、まさにお化け屋敷感覚で楽しめるエンターテイメント作品で、ホラー映画初心者にもオススメ。関連作品は見ていた方がより楽しめるかも。

監督は「アナベルシリーズ」「IT/イット」「死霊館のシスター」の脚本家で今回が長編映画デビューとなった新鋭ゲイリー・ドーベルマン。死霊館ユニバースの初期からジェームズワンと共に製作、脚本に関わっていて、今や色んなジャンルの映画にオファーが来るなど引っ張りだこな逸材。
製作のジェームズワンは、自身がまだ新米でSAWの短編をリーワネルと共に映画会社に売り込みに行った時、故グレッグホフマンから、チャンスをもらった恩を今度は自分たちがリスペクトしようということで、自身の製作会社アトミックモンスターを引っさげ死霊館ユニバースを新鋭監督を積極的に起用し、全面的にサポートしていくとゆうスタイルで、めっちゃ心温まる死霊館ユニバース。今後公開予定の「死霊館3」もジェームズワンは製作に回るみたいですね。監督は「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」でメガホンを取ったマイケル・チャベスの予定。(本当はワン監督でやってほしかったけど笑笑)
今後の死霊館ユニバース大いに期待です!!


映画館で始めから最後まで永遠に馬鹿みたいに、くっちゃべってたクソバカップルが斜め後ろにいたので、そういうマナーの守れないおバカさんには是非アナベルにお願いして二度と喋れないように口を縫い付けて、それから………おっと誰か来たようだ
ふっくー

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