柘榴

TOKYO FIST 東京フィストの柘榴のレビュー・感想・評価

TOKYO FIST 東京フィスト(1995年製作の映画)
3.8
これは、『痛み』にまつわる映画です。

主題はボクシングなのですが、塚本監督特有の人体と機械の融合を、主人公の彼女役の女性が体を痛め付けるようにして開けた『ピアス』によって表現していて、そして、主人公と、そのライバルは、ボクシングよって、人体の痛みを、『血しぶき』や『顔の腫れ、痣』によって表現していました。

何とも表現しがたい鑑賞後の、小説で言う所の、読後感のようなものが独特で、『痛いのは嫌だ』、と再認識させられる力のある映画だと思いました。
柘榴

柘榴