ちゃんた

麻雀放浪記2020のちゃんたのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
1.5
阿佐田哲也の麻雀放浪記をオマージュした作品、らしい。麻雀で日銭を稼いで生きている哲が1945年から2020年へワープしてしまう。元の時代に戻る為に、ワープしてきた時と同じように麻雀で九蓮宝燈を出す事に試みる。

はっきり言って酷い映画だった。序盤こそ現実とは少し違う近未来的な2020年が描かれていて、期待させる感じがしていたけども、後はコメディとはとても呼べない下ネタと悪ふざけばかり。麻雀を打つシーンも雑だし、これで麻雀ファンが喜ぶとでも思ったのだろうか。監督が「凶悪」「虎狼の血」などを撮った白石和彌監督だけに、なんでこんな作品を撮ったのか謎でしかない。

ただすごいと思ったのは、理由が違うとはいえ2020年の東京オリンピックが中止になったという予言的なところと、全てiPhoneで撮影しているということだ。スマホの性能が良いことはよく知ってるけど、こんな映画も撮れるんだなと感心した。それだけなので余程の好き者出ない限りは、こんな映画を見るより他の映画を見た方がいい。
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