あるバナナ

麻雀放浪記2020のあるバナナのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
3.2
もうめちゃくちゃなカオス。

ピエール瀧とベッキー(ロボット役)が共演してるだけでも奇跡なのに、そのベッキーの麻雀を舛添要一が解説してて意味がわからなかった。

東京オリンピックは中止になっており、通りすがりのモブが「あんなに税金ジャブジャブ使ったのにな」と鋭く言い放つ。
繰り返すが、この映画には元都知事が出演している。

竹中直人とチャラン・ポ・ランタンはセックスしてて、でもチャラン・ポ・ランタンの方は(VR映像を見て)シマウマとセックスしてるっていう自己暗示をかけている。(←???)

主人公の斎藤工は、「(勝負を)一発で決めるには九蓮宝燈しかない・・・」と、(いや役満縛りだとしても国士とか大三元とかあるだろ)な謎縛りをしており、しかもベッキーに欲情したりチャラン・ポ・ランタンに欲情したりする童貞という始末。
そして料理を意味もなく手掴みで食う。


麻雀の対局内容に機微の面白さがあるかと言えば、麻雀放浪記なのでそんなことはない。

イカサマ役満なんのその。
高度なAIが、その機能を発揮してより優れたイカサマをするという頭の悪さ。
でもそこがいい。

RTDが出たり白鳥とか森山会長とか独歩とか東条りおとか出たり、麻雀界隈好きなら絶対楽しめる映画です。
あるバナナ

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