Bigs

麻雀放浪記2020のBigsのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
3.5
出ました!平成最後のトンデモ映画!
くだらないし、お下劣で、しかも詰めが甘くてユルユルな作品。それが良い。
でも2020年の描写は時折ハッとさせられ、核心を突いてるような気も。「誰も本気で(戦争を)始めると思ってなかった。平和ボケの日本はあっという間に敗戦国だ」

斎藤工が構想10年で映画化したようで、blank13と併せて観ると、斎藤工って純映画的な映画を作りたいんじゃなくて、深夜ドラマ的なノリのナンセンスコメディみたいなのが作りたいのかなぁ。本作は好感を持ちました。

ヒロインのドテ子は見たことないけど絶妙な良さがあって、誰だろうと思ってたらチャランポランタンの人なのか。
あと今更かもしれないけどヴァニラさんは一度見たら忘れられない強烈なビジュアルで良かったです。この映画のそこはかとない怪しさに貢献していたと思います。

竹中直人の屁は最初はくだらなと思ったけど、だんだんと笑うようになっちゃったよ。
あと、シマウマのVR。「シマウマともチューしてないよ」

ただ120分は長い。この映画の尺としては長過ぎる、せめて90分以下にして欲しかった。
Bigs

Bigs