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麻雀放浪記2020のhonobonのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
3.4
良い方向にも悪い方向にもイカサマがすぎる。

前半はごちゃごちゃし過ぎて迷子になりそうと思っていたけど、ことに物語が進んでいると諦めという楽しみが出てきた。
本当に、話は無理くり。でも、なにか筋は不思議と通っている。

麻雀放浪記については詳しくない。だが、白石和彌については過去作は大体見ているし、先日上映された「止められるか、俺たちを」の特別上映を見に行く程度には知っている。
そう見ていくと、この人の作家性というかレガシーというか、継承というか…そういう宣言をメジャー配給でもやりやがったな!という一筋の道が見えてくる。

「個々に見に行く意思を持って鑑賞するのなら自粛する選択はない」それこそが継承であり、昭和を描く作家性に麻雀をテーマにする原作のレガシーであったり(わからないけど無理やり)。

まぁ、白石組常連ちょい役の音尾さんと竹中直人が絡むといろいろとめんどくせぇな、笑。
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