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麻雀放浪記2020のなかのくのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
4.1
2019 4月 鑑賞

公開初日に鑑賞。
舞台挨拶つきのチケット、確認するの遅くて前売りで完売してた。
人気監督作の舞台挨拶は早めにチェックせな!と学んだ。

さて映画は、めっちゃクレイジー 笑笑。
これはなに? なにを観せられてるの? って終始なる 笑
いやめっちゃおもしろいんだけども。かなりぶっ飛んでる。
舞台挨拶の映像を後で観て、音尾さんが言ってる通り、「全編いらないシーンしかない笑」っていういい意味で終始エンターテイメントに徹してる作品。
特に好きなのは、哲がテンション高ぶると手づかみで料理を食べちゃうシーン。よくわからんけどめっちゃおもしろい笑
あと斎藤工さんのふんどしの着こなし。ふんどし締めてあんなにカッコよくいられる人もなかなかいないもんだろう笑
麻雀映画にふさわしく対局シーンがかなり多い。麻雀はやらないのでルールも知らないんだけど、それでも楽しく観られるつくりには感謝。クライマックスの対局シーンは映画的お約束に溢れていて、ある意味ありがちではあるんだけど、なぜか無性に興奮した。

あと本作ですごくいいのが、カメラの位置。カメラをどこに置くかが本当に自由で遊び心ある。ある時は、タブレットの画面の中、ある時は雀卓の上、ある時は牌を操る雀士の腕の上、ある時は路上の監視カメラ。すっごいいろんな場所から撮ってる。それがうるさいことなくすごく効果的に作品をよくしてると感じた。

地味なとこだけど、取り締まりをする警官が警棒で人を殴る時の勢いの良さなんかも、一瞬本当に「殴られた人大丈夫か?」とヒヤッとするくらいに思い切りが良くて、この時代の警察組織の権力の強さなんかも一瞬で伝えてくれて、好き。
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