麻雀放浪記２０２０の西村大樹のレビュー・感想・評価

過去の傑作を振り払うためには、ここまでやらないとダメなのだ。
色々と話題になった作品だが、結果として傑作に仕上がったと思う。和田誠監督の印象が強く、それと比べてしまう向きもあるだろう。本作はそれを断ち切るために、基本からSFにしてしまうウルトラCを見せる。演出も、竹中直人を中心にマンガ的な誇張をさせている。それが綺麗にハマり、和田版とはまったく違う娯楽映画として成功している。
ドテ子を演じたももも素晴らしい。