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麻雀放浪記2020のSUIのネタバレレビュー・内容・結末

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

お馴染みの坊や哲が、上がったら死ぬという九蓮宝燈を揃えたことで、終戦直後の1945年11月から、東京オリンピックが戦争で中止されたというディストピアな架空の現代に飛ばされるという、舞台背景は割と独特だけど、よくあるタイムスリップ物。

麻雀放浪記である。

はじまって1分で気付く、コレジャナイ感。
ていうかポスターで気づけよ斎藤工の頭が限界突破してんだろ!

麻雀五輪一試合目で全員がリーチしたけど四家立直は流局というのは一般的なルールじゃないんか?
とか、早い段階で四暗刻テンパイして頭の単騎待ちなのに即リーチする必要があるのか?
とか、積み込みしてる途中で他の牌を紛れ込まされて気付かない(数かぞえないんか)
とか、知識として理解しても技術がなければ実際に積み込むのは無理だよな(ロボットならプログラムされてないと動作しない)
とか、とか…。

純粋な博打勝負の面白味、博徒・勝負師・ゴト師なんかの緊迫感とか醍醐味? ありません。

では他に見所が用意されているかと言われたら、そんなものは何もない。ナニモナイ!

ふんどし雀士の昭和哲は滑ってるし、AIユキのたどたどしさはそれこそ昭和のロボット的演出だし(誰かアレクサ呼んで来て)…。
そもそもなんでベッキーなのか? 起用が10年遅い。ヒロインもなんであんな華のない、控え目にいっても十人並みのルックスで、しかも本職の役者でもないミュージシャン崩れを使っているの(演技は割と悪くなかった)とか、悪口を揚げ連ねるとキリがない。

なんでこの映画撮ろうと思った?
ていうか、俺はなんでこの映画を見ようと思った??

それを考えると夜も眠れなくなるわ。
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