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デッドエンドの思い出の木のレビュー・感想・評価

デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)
4.0
大学生の時に原作を読んだけど全然覚えてなくて、映画をみても全然思い出せなかった。
でもすごくよかった〜!!!!!
自分、名古屋人なので尚更、、!!!
オアシス、大須、名駅(東)、シートレインランド じゃなくて
テレビ塔、円頓寺、駅西、サンシャインの観覧車 なのがよくわかってらっしゃる。
あとああいう雰囲気のお店に集まる名古屋人たちの、雑多なコミュニティの感じ、これすごく名古屋っぽいと思ったんだけど、他の人がみたらどうなんだろう、、明るくみえるけど、嫌らしい部分を隠さないというか厚かましいというか、、
あと西山くん、軽くしか生い立ちは出てこないけど、その環境でつくりあげられたと思わせる人となりが色濃く出ていると思った。他人の迷惑な同情に揉まれて生きて、そういうの面倒だから明るく振る舞うけど、感傷的な気持ちに敏感すぎてありえないほど気がきく、人たらし、、な感じがした。
主人公のユミも、健気に振る舞いながら一歩引いているような姿に、傷ついてる人の表情だ…と思うところがあってリアルだった。大阪にいる友だちのこと、思い出した。
わたしにとって出てくる人たちも背景の景色もすごくリアルで、とても入り込んでみられた、気に入った。
『人の心の中の宝物』映画のなかの名言もなかなかグッとくる。。わたしはわたしの中の宝物を大事にしよう。
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