みりん

デッドエンドの思い出のみりんのレビュー・感想・評価

デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)
4.5
この作品、福岡で上映してくれたのはわたしの為だ!と、思ってしまった。
年齢も職業も辞めるタイミングも同じで、性別は違うけど。
わたしも同じような職業だからどちらかと言えば西山目線でこの物語を見てた。

ハングルで名前書いて!と言って自分だけで終わりにせず常連さんやそこの宿泊者の名前も書いてみてよ!と、まわりを巻き込む感じ。
無理に巻き込むのでもなく、しらじらく巻き込むのでもなくフラットに。
気づけば笑顔になっている。
人は人に傷つけられるけど、人に癒され人に救われる。
人の温かさが詰まってるなぁ。
物語はとてもあっさりしてシンプルすぎちゃっているけど、働いてるからこそ、あっさりしている部分をより深く色々想像できて勝手に感動してた。笑
西山の虐待には驚いた(そこ虐待じゃなくてもいいいのにw)けど、原作もそうなんだよね。
早く原作読まなきゃ。

はじめの30分は寝てしまうかもと思ったけど、
ゆみがゲストハウスに出会ってからの物語は共感できる部分が多くて、わたしももうすぐ辞めるけど、素敵なお仕事だよなぁと改めて思わせてくれる映画だった。このお仕事に誇りをもって働いてきてよかった。

みんなにとっては非日常な空間で
思い出すと恋しくなるその感じや
非日常にいたときの言葉にできない
魔法のような時間を過ごしたときの
その感覚。
忘れないで心のどこかにそっと置いといてほしいなぁ。
なんかしんみりなっちゃった。笑
みりん

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