ちろる

デッドエンドの思い出のちろるのレビュー・感想・評価

デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)
3.6
ずっと昔に原作読んでたことを思い出して鑑賞。
観てみたらまた読んだ当時の感覚とはまた違う居心地の良さみたいなのを感じられた。

婚約者を追って日本にやってきたのに、彼は
もう別の従背を歩もうとしていた
嫌味一つも言えなくて、殴りかかる事ができたらスッキリしたのかもしれないのに、自分の感情が見つめられないユミ。
どうしよ?この気持ちどうすればいい?
知らない名古屋の街を彷徨って、わたしはいまデッドエンド。
道すがら、ほんとに行き止まりにぶつかった所で「エンドポイント」という不思議な古民家カフェを見つけたユミは、不思議な安堵感を覚える。

デッドエンドに行ったら、また始まればいいだけ。
とても単純な事なのに人はどうしても難しく考えてしまう。
国籍も、育ってきた環境も全てが違う西山くんとの会話が

ユミ役のチェ・スヨンがめっちゃ日本語自然、うますぎるー!
そして西山くんとの会話で台詞が台詞じゃないみたいにめちゃくちゃ自然でそれもよかった。

少し心のネジを緩めて幸せを探す勇気があれば、すごく辛かった思い出も、宝物みたいな大切な思い出に変える事もできる。
袋小路にぶち当たって何もする気が起きない人、失恋してしまった人には是非お勧めしたい作品です。
ちろる

ちろる