国家権力

なまずの国家権力のレビュー・感想・評価

なまず(2018年製作の映画)
2.0
 タイムカードの前にロイター板が設置してあり、ハイジャンプをキメないと勤怠が打刻できず、社食が不味すぎて昼休みになると院内に誰もいなくなる「マリアの愛病院」に勤務する看護士ユニョンと、無職の彼氏ソンウォンの話。

 あんまり韓流モノは見ず韓国に造詣も浅いので、ショベルカーのショベルに乗って移動する所とか、長過ぎる受話器のケーブルとか、足用指輪を男性が着用している所とか、所々変な箇所が韓国では普通なのかどうかが判別できない。

 冒頭のストーリーは、ある日レントゲン室で放射線技師がセックス中、挿入直前の姿がレントゲンで盗撮され、そのレントゲンに写っているケツがユニョンの物ではないかと疑われる。ユニョンも心当たりがあるので自分のものだと信じ、退職しようとするも思いとどまるが副院長と自分以外の全職員が体調不良で休む。
 という展開が前述したどことなく変な「マリアの愛病院」で繰り広げられるシュールコメディの様相を呈している。
 ここまでだったら割と面白いと思ったのだが、ユニョンの彼氏ソンウォンのパートあたりからシュールさは鳴りを潜め普通の恋愛モノになり、韓流らしいイザコザが繰り広げられる。
 そんで、オチは投げっぱなしジャーマン。
 途中から見てて退屈で、最後まで見て損した気分になった。
 
 ロケット閉じて回想キャンセルするボケは割と好き。
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