MidoriK

コンフィデンスマンJP ロマンス編のMidoriKのレビュー・感想・評価

3.5
映画の内容とは関係なく、こんなに複雑な気持ちで映画を鑑賞したのは初めてだった。
しょっぱなから彼の映像だとは思わず、胸が締め付けられた。


ドラマはちょくちょく観ていたので、あっけらかんとした長澤まさみ、棒読みのぼっちゃん、飄々なリチャードの掛け合わせが映画でも続いていたことに安心した。
シリアスな演技でもどこか「全部嘘なのでは?」と疑いながら観てしまい、ちょっとうるっと来たところで「マジで嘘だった」となる掴めない感じが流石だった。
モナコ役の人もうまかった。

香港の湿気とアジアンな色合い、嘘くさそうなジェシー、見事なランリウ、相変わらずな赤星も華を添えてくれた。
ランリウのアジアな雰囲気がとっても良かった。最後も良かった(笑)
ジェシーの赤いスーツが似合いすぎてどうしようかと思った。あとゴーストのパロディも。

後からこうでしたというストーリーは、木更津キャッツアイみたいだけど、やっぱり面白かった。
色々被害を被ってる人はいるけど(赤星ドンマイ)、こうやって心軽く、人生を楽しむ人たちを観ているのは悪くない。
主題歌のpretenderは本当にマッチしていた。


プリンセス編はどうなるんだろう。
そしてどういう気持ちで観るんだろう。
MidoriK

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