主人公が姪の親代わりになろうとするというストーリーは、さほど珍しいものではありません。
キャストも監督が小学校でアマンダ役の女の子にオーディションのチラシを渡した、というくらいですから、華やかさはありません。
恋愛の要素もありますが、きらびやかなシーンもありません。
(何回ありませんを書くんだ)
しかし、その分現実をリアルに表現しています。
突然の悲劇に見舞われた時、残された者はどのようにしてこの事実と向き合っていくのか。
あまりに理不尽で受け入れ難いことにもかかわらず、フランスではたびたび起きてしまう世の中。
そんな悲しい現実を、この映画は静かに丁寧につきつけます。
その為か、こちらに書くのにも少し時間がかかりました。
人は支え合わなければ生きていけない。
あらためて感じさせてくれる映画です。
※ここからは余談。
この映画、東京国際映画祭のグランプリなのか。あの映画祭もイマイチ盛り上がらないからなあ。
いっそのことカンヌみたいにヴァカンス気分でやってみては。
熱海あたりで。(笑)