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ブラ! ブラ! ブラ! 胸いっぱいの愛を/ブラ物語のtomtomのレビュー・感想・評価

2.0
台詞は一切皆無のレトロチックなアゼルバイジャン映画。民家の合間を縫うようにして走る列車には、いつも色々な生活用品が引っかかり、車掌はそれを後で持ち主に返すのを日課にしている。そんなある日、列車に引っ掛かった青色のブラジャーに強い執着を抱いた車掌は、ブラの持ち主を探して家々を巡る旅に出る...。

多分、ブラジャーが出るだけで笑いが起きるような保守的な文化圏の人でない限り、「腹を抱えて笑いました!」とはならない映画だと思う。行く先々でマダム達がブラをつけてはくれるものの、大きすぎたり小さすぎたりで本当の持ち主が見つからないという寸劇が繰り返され、その度に意気消沈する車掌の姿がちょっと面白い。車窓から見る映像等はとても綺麗で、アゼルバイジャンの人達の生活の様子が分かったのも良かった。
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