東京国際映画祭にて鑑賞。
コンペ7本目は、メキシコの『ヒストリー・レッスン』。女性教師と不良生徒の交流物語。ありふれた題材ながらコンペに選出されているということで、気になったので鑑賞。
登場人物の心の揺れ動きはしっかり映像に落とし込まれていて、丁寧に撮られたことは伝わってくる。間延びした展開に食傷気味になり、個人的にはあまり刺さらなかったけれど、何か受賞があってもおかしくはない。感覚としては数年前にグランプリを受賞した『ニーゼ』に近いものがある。
正直なところ鑑賞前の期待値は高くなかったけれど、実際に観てみたら良作でした。こういう良作と高確率で出会えることが、映画祭の良いところだと改めて感じた。