このレビューはネタバレを含みます
TIFF2018
無垢な少年の美しさ、(川が代表する)自然の美しさ、それと対比される、大人になるということ、社会、人間の卑劣さや汚さ。
どちらが良いとも、悪いとも言わず、ただどちらも存在するってことを、映像美や、音の怖さなど、映画でしか表現し得ないもので伝えてくる映画。
監督によると、
都会から来た彼は風で、ある人にとっては神、またある人にとっては悪魔と捉えられるかも知れない、と。その風によって、人間関係が壊れたり、でもまたその関係を確認をさせてくれたりする。
最後のダンスは少年達の進化、解放を意味する。
カザフスタンという国が作る映画、という感じがして、観れてとても良かった。
メモ:カザフスタンのもう1つの映画「世界の優しき無関心」観れなかったけど、通ずるものがあるらしい。観たい。