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ザ・リバー
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ザ・リバーの作品紹介

ザ・リバーのあらすじ

文明から隔絶された辺境の地で暮らす5人の兄弟。家の仕事を一緒にこなし仲良く河で遊ぶ。しかし平穏な日々は都会から来た少年の登場で崩れてゆく。カザフ注目のアーティスト監督がシャープな構図と独特の世界観で綴る映像詩。

ザ・リバーの監督

ザ・リバーの出演者

原題
Ozen/The River
製作年
2018年
製作国
カザフスタンノルウェーポーランド
上映時間
108分
ジャンル
ドラマ

『ザ・リバー』に投稿された感想・評価

なつ

なつの感想・評価

3.6
文明から隔離された辺境の地で暮らす5人の兄弟。皆で家の仕事をこなし、自然の中で仲良く遊んでたんだけど…
タブレット片手に、都会から不協和音がやって来た。
子どもの頃、夏休み中、田舎の祖父母宅で過ごしてて、田舎の友達と川で遊ぶのが大好きだった。ある夏、弟がファミコン持ち込んで…
皆、ゲームに夢中なって、今まで喧嘩したことなかったのに取り合いしたり。
私が川行こう!言うても、行ってくれなくて。
そんな夏の日を思い出した。
これ、カザフスタン映画なんですけどね…。普遍的な話だなぁとビックリ。
カザフスタンの風景、極力色彩を抑えた映像美にため息がこぼれる。
監督の、“感じかたは人それぞれです”の言葉にも好感がもてた。
あまりにも質問で“解釈”を聞く人が多くて…。十人十色よね。
詩的な映画だもん、自分で感じよう。
[カザフスタン、家父長制と消費主義の壮絶なバトル] 80点

『ハーモニー・レッスン』『The Wounded Angel』から連なる"アスラン三部作"の完結編。今回のアスランは文明から隔絶された平原に四人の弟たちと共に暮らしている。肉体労働を強いる強権的な父親と自由に遊びたい四人の弟にの間で、現場責任者の長兄アスランは常に板挟みの立場にあるが、近くにある"願いを叶える川"との出会いによって覚醒していく。この川、あまりにもデカく早いので、泳ぐシーンでは必ず向こう岸が見えないし、左から飛び込んではすぐに画面右端まで流されて消えていくのが凄い。また、あまりにも何もない平原に閉塞感を生むため、壁一面を使って奥行きを潰すショットが多用され、まるで"目の前に自由があるのに自ら枷をはめる"かのような不条理を視覚化している。ある日、未開惑星に降り立った異星人のような格好の甥がアスランの家を訪れる。彼がもたらしたゲーム機は、常に五人一緒に行動する意志のない兄弟に強固な自我を与え、不和をもたらす。ここにきて漸く、家父長制と消費主義批判という二つのテーマが立ち上がるわけだが、その両方を等しく画面から消し去るのが川の急流であることは忘れがたい。冒頭の戦争ゲームからラストの失神まで寝転んだり転倒したりが頻発するんだが、三途の川みたいなイメージなのかもしれない。

過去二作のアスランと異なり、本作品のアスランは鏡を覗き込まない。彼は自分のいる場所に自覚的で、自ら望んで家父長制を引き継ぎ、文明を破壊しているからだろう。ショットもロケーションも音の動静も抜群に良いのだが、あまりにも限定的で分かりやすすぎるのではないかとは思うが、それでも、密告監視社会と化した後半30分のえげつないディストピア感は好き。
マグロ

マグロの感想・評価

3.4
恵まれていないことを知らない幸福。

カザフスタンの人里離れた砂の土地。
そこに住む両親と5人の息子たちは独自の文化を保ちながら慎ましく暮らしいていた。
しかし、都会からいとこが最新ゲーム機を携えてやって来ると、子供たちはそれに興味津々。保ち続けていた家族の均衡が崩されてゆく……。

シンプルに面白かった。
物語としては田舎ものによくある、「うぢの村に都会人がやってきたべ!!」のレベル100みたいなやつ。

指鉄砲サバゲーや川遊びなどクソおもんなさそうな遊びをしていた少年たちがテレビゲームの面白さを知ってしまったらもうね……。
親戚の子はわかりやすく都会の権化。ITを機器を携え、銀色の服を纏い、中性的な出で立ち。

カザフスタンのロケーションも最高。
一面に広がる砂色に、透き通った川が何とも美しい。話の運びはかなり緩慢だったが、画が美しいので苦痛にならない。

高い幸福度を誇るブータンが、近代化により世界中の情報を得るようになった途端幸福度が下がったという話は有名ですが、まさにそれみたいな内容。

幸福の認識は主に他者との比較によって行われるので、あれ?こいつおれより恵まれてない?と感じたが最後。
絶対的な幸福などはあり得ない。

というのが子供目線の話で、父親目線だと
「人工的で歪な環境は容易く壊れるぞ」という教育哲学みたいな話??

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