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シレンズ・コールのkyokoのレビュー・感想・評価

シレンズ・コール(2018年製作の映画)
3.9
TIFF2018④

都会の生活に嫌気がさした建築家タフシン。彼は10年ぶりに再会した女友だちから、有機農業コミューンにこないかと誘われる。意を決して会社も辞め、いざ空港へ。

タフシンに次から次へと降りかかる災難が不条理で笑える。ばあちゃんとのパーティが最高だった。
これぞザ・ブラックコメディ。

乱立した建設現場は、誇張でもなんでもなく、実際の光景を撮影したものだそう。
彼が遭遇する危機は、トルコが抱える問題を反映している。無計画な再開発、貧困、ドラック、移民問題…
まさに世界中で起きていることの縮図といった感じだった。

オープニングもエンディングもトルコ行進曲だが、とても効果的なアレンジが印象的。
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