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ジェミニマンのkazu1961のレビュー・感想・評価

ジェミニマン(2019年製作の映画)
3.7
▪️Title :「ジェミニマン」
Original Title :「Gemini Man」
▪️Release Date:2019/10/25
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-266
▪️My Review
ウィル・スミス VS ウィル・スミス。そんなキャッチコピーを冠した本作。公開前から話題になっていました。
ストーリー展開はシンプルで、ウィル・スミス主演で、伝説のスナイパーとその若いクローンとの戦いを描いています。
本作は多くの見所をもった革新的な作品だと言われています。
先ずは映像。ハイ・フレーム・レート”による没入感がすさまじすぎます。100年近く続く“24コマ”の歴史に、一石を投じる本作は、4K解像度カメラを使った3D撮影に加えて、一般的な映画コマ数の5倍にあたる120コマ/秒というハイフレームレートで収録した途切れのない美しい、リアリティのある映像となっています。
そして、アクションシーン。アクションは独特の躍動感を宿しており、「なんだこれ、すごい……!」と驚かされます。独特の“呼吸”で生み出されたアクションシーン・映像はこれまた新たな感覚ですよね。
そして何より、二人のウィル・スミス!!現在のヘンリーと若きヘンリー=“ジュニア”は、スミス自身が“W主演”として演じています。ジュニアの外見は20代のスミスそのものですが、実はこれすべてCGなんですね。これはびっくり!!ボディダブルの顔に合成したのではなく、最先端の3DCGで創出されているそうです。その制作費には、スミスのギャラ(ハリウッドでもトップクラス!)の約2倍ともいわれる莫大な金額が投じられたんですね。
その演技自身もスミスが「アラジン」ジーニー役で見せたものとは正反対の、ソリッドな熱演も印象的でした。
それら全てにおいて、製作陣らが目指した“映像革命”の片鱗を感じる意欲作だと思います。
少し残念なのは意識が映像革命に偏り、ストーリー展開やテーマ性の深さがあまり感じられなかったこと。
まあ、でも期待していたものは超えてこなかったのですが、ストーリーが分かりやすく、無難に楽しめる映画では、と思います。
今のウィル・スミスと若いクローンスミスが入れ代わり立ち代わりで登場するので、画面はほぼウィル・スミスで始まりウィル・スミスで終わります。彼のファンであるならば、観に行って絶対に損はないはずですね!!

▪️Overview
ウィル・スミスが現在の自分と若い自分の2役を演じ、「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」の名匠アン・リーがメガホンをとった近未来アクション。主演のスミスは現在のヘンリーのほか、クローンである若いヘンリーも演じ、クローンのヘンリーは最新のデジタル技術によってスミスの外見を若返らせている。ダニー役はメアリー・エリザベス・ウィンスレット。製作に「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマー。(映画com参照)
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