ダイアー教授

虐待の証明/ミス・ペクのダイアー教授のレビュー・感想・評価

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)
3.8
題:チャングム出演の清楚系美女が、ウンコ座りでタバコ吸う

テーマは「児童虐待」という非常にヘヴィーな作品ですが、ヘヴィーなテーマから逃げずに真正面から描いている。
非常に多層的で、血の通った、人の心を感じるいい映画だと思いました。

女の子を虐待するクソ男とクソ女が「闇金ウシジマくん」に出てくる救いようのないクソ人間。
こいつらホントにクソで、これは映画…つまり、作り話であり、演じている役者さんの演技なのだということを忘れるくらい憎たらしかったです。

主役の女優さん、めっちゃくちゃ美人だな~
と思って調べたら、ハン・ジミンさんというそうで、『チャングムの誓い』に出ているそうです。
ハン・ジミンさん、美白系の化粧品のCMに出ていそうな美女ですが、本作では全く違う一面を見せてくれます。

本作の彼女は北関東のヤンキー女みたいです。

髪の色と口紅の色の品の無い感じが、彼女自身の自己評価の低さと、そうさせた彼女の生い立ちを表しているようです。観ていて心が痛くなりました…
ドンキで買ったみたいな服のセンスの悪さも。

私は彼女の化粧も服も、他人を拒絶するための、彼女の鎧なんだと思います。

ヘアカラーもリップも服のセンスも悪いし、
ウンコ座りしてタバコ吸って、唾吐いて、吐いた唾でそれを消す!
品性の欠片もないDQN女ですが…
しかし、この映画を観た人は彼女を好きになると思います!

俺は愛しました!

ネタバレになるので言えませんが、ミス・ペクがラストで見せた“あの表情”がたまりません!