s

虐待の証明/ミス・ペクのsのネタバレレビュー・内容・結末

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

また実際の事件を元に作られた作品。

自らも虐待されていたサンアは、寒い冬に薄着で外に佇む少女を見つける。身なりはボロボロでお腹を空かせていたので食事に連れてく。働かずにゲームばかりしてる実父と一緒に住む恋人に虐待をされてるジウン。そんなジウンが自分と重なり無視することは出来ない。
警察はろくに取り扱ってくれないし、保護するにも施設が足りずに入れないのが現実。

捕まった父親自身も虐待されてた。こうしてまた傷を負う子供が増えてしまう。実際虐待する親自身が幼少期虐待されていたというのは多いように思う。愛された記憶よりも暴力を受けた記憶のほうが残っている、どうやって子供を愛すればいいのか育てればいいのか分からない。決してしたことは許されけど、少し同情してしまう。
父親もクズだったけど、恋人の女の方が今回はクズだった。

サンアも母親に虐待されていたけど、母親は父を失い鬱になり、、自分の側にいると傷つけてしまう、それなら離れた方がいいと。母親はサンアに対して愛情が全くなかった訳ではなかった。それを知り、サンアもジウンに正面から向き合おうと思えたのかもしれない。

父親と女は捕まって、ジウンは警察(サンアの恋人?)の家で暮らして、学校にも元気に通ってる。サンアとジウンも会えているみたいで良かった。
s

s